積水ハウスに決定した日の夜、担当さんにFPの先生を紹介してもらいました。
なぜなら、土地決済に向けて急いで住宅ローンの本審査を通さないといけないから!
4度目のFP相談

実は、FP相談はこれが4度目です!
わたしたちは家づくりを始めた当初、立て続けに3人の先生に相談しています。
その時の相談テーマは土地+建物の予算と購入時期でした。



この時に、人によって全く言うことが違うというのは身を以て実感しています



大丈夫です! 知り合いのFPは多くいるんですが、信頼できるのは数名。その中でも一番モノをはっきり言ってくれる人を呼びました!
FP相談のテーマ
今回のテーマは『住宅ローンは固定? 変動?』
変動金利を選ぶ方のほうが多いようですが、我が家は固定金利寄りの考え。
でもこのまま進めるのも不安なので、一度FPの先生に相談してみよう!ということになりました。
決まってないなら「とりあえずフラットで」?
今回は土地決済に向けての相談ですが、実は土地決済後も建物のローンが始まるまでは銀行を変更することができます。
そのため、迷っている場合は「とりあえずフラット(固定金利)で審査しましょう!」と言われがちです。
固定金利の方が、融資額が伸びるため、あとから増額になった時にも対応がしやすいのです。
わたしたちは元々固定金利希望だったこともあり、例に倣って35年固定金利の『フラット35』でシミュレーションしてみることになりました。
FP相談の結果を左右する大事なポイント
FP相談の結果を大きく左右する要素は2つ。
ファイナンシャルプランナーさん(先生)
一つ目は最初にもお伝えした通り、先生です。



ハウスメーカーの息がかかった先生もいるから要注意よ!



ハウスメーカーから「この額まで買えますよって言って」とか「今が買い時ですって言って」とか指示を受けていてまともなアドバイスをくれない先生のことね



まともな先生は、そう言ってくる営業からの依頼は受けないそうね
シミュレーションの設定
二つ目、これもとっても重要!
FP相談では、それぞれの先生が専用ソフトで生涯の資産シミュレーションを作ってくれます。
そのシミュレーションで大切なのは、いかに細かく、リアルに、将来のことも見越して設定を組むか。



次の章で、詳しい設定ポイントと我が家の実例をご紹介していきます!
シミュレーションの設定
この日のFP相談では、過去3回分のFP相談経験を存分に活かし、今までで一番細かく各項目を設定しました。
シミュレーションの準備
まずは、事前に現在の収入、貯金、生活費、その他の費用などを正確に把握しておく必要があります。
わかる範囲でメモをしておいて、FP相談の時に持参しましょう。



源泉徴収票も準備できるとなお良し!
我が家のシミュレーション設定
※『秘密』になっているデータは、FPの先生にはお伝えしています。
家族構成
もち…28歳
ゆり…25歳
子ども、ペット…一生なし
わたしたちはDINKs(共働きで子供を意識的に作らない夫婦)です。
子どもをつくる可能性やペットを飼う可能性がある場合は、設定に入れておきましょう。
収入
もち…年収秘密、昇給賞与一生なし、定年65歳
ゆり…年収秘密、昇給賞与一生なし、定年60歳
その他…それぞれ住宅ローン減税10年間
実際には昇給も賞与もありますが、病気等での就業不能リスクを試算に組み込むために低く見積っています。
年金
もち…国民年金20歳〜59歳、厚生年金23歳〜64歳
ゆり… 国民年金20歳〜59歳、厚生年金23歳〜59歳
払っている年金や保険の種別は予め確認しておきましょう。
また、今回の試算では老後受け取れる年金について今の制度より毎年少しずつ減っていく前提で計算されているとのことでした。
貯蓄
現在の貯蓄額…秘密
金融商品…なし
貯金…収支から8割
この後生活費やお小遣いなどを設定していきますが、それらを除いて余ったお金のうち8割のみが貯金されるという計算になっています。
残りの2割は使途不明金として、何かしらに消費されるだろうという想定です。
生活費
現在…8.3万円/月
35歳以降…9.3万円/月
歳を重ねたり収入が上がったりすると自然と買うものも高価になりがちです。
我が家はもちが35歳の年から1万円上げる計算にしました。
固定支出
もち
・お小遣い 秘密
・スマホ代 1.2万円/月
ゆり
・お小遣い 秘密
・スマホ代 1.2万円/月
家族
・WiFi 0.5万円/月
・サブスク 0.3万円/月
・洋服 0.5万円/月※
・カーシェア 1万円/月※
※洋服は基本的にお小遣いの範囲で買っています。この0.5万円はスーツを新調する場合や肌着の買い替えなどを想定しています。
※車を買うかはわからないとお伝えしたところ、カーシェア代というかたちで組み込むことになりました。年に2回くらいはレンタカーに乗る可能性もありますが、それよりは多めに見積もられています。
サブスクリプションは現在はほとんど契約していません。
新居に引っ越したら増える可能性が高いため、多めに見積りました。
夢プラン
PC買い替え…15万円/5年
旅行…10万円/年
海外旅行…100万円(どこかで一度)
レジャー…3万円/年
リビングシアター…100万円(入居時)
家電買い替え…5万円/年
家電は突然壊れるもの。毎年数万円は見積もっておくとベターです。
実家が遠い場合は、旅行欄に帰省の費用も入れておきましょう。
家のメンテナンス
30年後…150万円
ハウスメーカーによって、また選ぶ外壁などによって大きく変わる項目です。
担当さんにメンテナンス計画表を事前にもらっておくと◎
ローン
借入金…秘密
期間…35年
金利(当初10年)…1.10% ※
金利(11年目以降)…1.36% ※
※MCJフラット極10の連生団信付きで試算しています。
保険
別途相談



現在未加入ですが、ローン実行前には入る予定です。今回の試算には入っていません。
シミュレーションの結果
シミュレーションのための設定が終わると、先生がタブレットでシミュレーション結果のグラフを見せてくれました。
現在から100歳までの我が家の資産状況が、棒グラフと折れ線グラフで表示されています。
我が家が固定ローンで組んだ場合のシミュレーション結果は…もう少し遊びにお金を使っても死ぬまで問題なし!



やったね!
もう計画が大詰めの段階と担当営業さんから聞いてたんで、『やめときなさい』って結果にならないか僕も実は緊張してたんですよ。良かったです
固定金利? 変動金利?
FPの立場からも『固定と変動どちらがより良いか(お得か)』というアドバイスはできない、と前置きがあった上で、「固定で良いんじゃないでしょうか」とご提案を頂きました。
わたしたちも、このお言葉をいただく前から「固定にしよう」と決意が固まりつつあったため一安心です。
固定金利へのイメージ
正直なところ、つい先日まで固定金利へのイメージはあまり良くありませんでした。
メーカー探しをする中で「資金力があるのにフラットで組むなんてもったいない!!」とよく言われていたのです。



よく調べもする前から何度も言われたので、フラット35は変動で組めない人が選ぶものという印象ばかりが膨らんでいました
そこで変動金利のリスクを調べたところ、5年毎に最大で125%アップさせることが可能とのこと。30年後にはかなり跳ね上がる可能性もあります。
繰り上げ返済ができると確信している方なら20年固定なんてプランもあったりしますが、わたしたちにはメリットが少なく感じました。



わたしたち夫婦は『安心』を買いたいタイプ



ハウスメーカー選びでも、一番の前提はそこだったよね
金利が上がらないでくれと祈りながら数十年暮らすより、少し高くても安心して生活をできるほうが好ましいのです。
それが、今回の試算で昇給や賞与に頼らなくても余裕で生活していけるとわかりました。



なんなら今の収入すら低めに見積もってるよ
安心して、しかも余裕をもって暮らしていけるというのは、まさにわたしたちの理想通りです!
そんなわけで、我が家は固定金利で進めることに決めました。
週末はいよいよ積水ハウスと契約です!