こんにちは、ゆり(@yurinoie)です。
今回は、以前Twitterで聞かれてうまく答えられなかった主人との馴れ初めを書いてみます。
主人と出会った場所
主人と知り合ったのは、趣味で通っていたイベントでした。

詳細は濁しておくけど、アニメやゲームといった方面のいわゆるオタク趣味だよ
そのイベントは男女比が著しく偏っており、男性が20人いたら女性が1人いるかな~くらいの比率。
全体の人数は30~70人程度なので、毎回女性が2〜3人、稀に1人といったところです。
わたしが通い始めた頃、既に“オタサーの姫”という単語が流行していました。


そのため、わたしも人と関わりを持たないように気をつけていたし、周りもわたしに話しかけようとはしませんでした。
ただ、半年も通うとさすがに誰とも話さないでいることに悩み始めました。
女というだけで悪目立ちする現場です。間違いなく、多くの人に顔を覚えられています。
対するわたしも、周りの会話がよく聞こえてくるので一方的に顔と名前を知っている人が増えました。
その、明らかにお互いに認識していながら挨拶すらしない状態が感じ悪く、居心地悪く、気持ち悪くなってきたのです。
悩んだ結果、ほんの数名にだけ声をかけてみて、毎回少しだけ誰かと会話するようになりました。
主人と初めてしゃべった日
周囲の人に話しかけ始めた段階では、わたしはまだ主人を知りませんでした。
実はずっと同じイベントに通っていたのですが、主人はかなり大人しく遊んでいたため全く目立たなかったのです。
主人のことを認識できたのは通って1年経った頃。



多くて70人の空間で1年間認識できなかったステルスっぷり、今思うと尋常じゃないわ…
第一印象は「同棲してる彼女いそう!」で、わたしに全く興味がなさそうでした。



ちなみに実際は、同棲してないどころか交際経験0だった
“興味がなさそう”というのは、異性としてではなく全くの無関心という意味です。
話しかけてみても非常に素っ気なくて、わたしと仲良くする気は全く無さそうで、でもわたしのことが嫌いというわけでもなさそうでした。
会話がスルスルと通り抜けていく感じです。
それが非常に居心地が良く、「なんとなくこの人好きだなー」と思ったのでした。
主人を好きになった理由
なんとなく好きだなーと思ってなんとなく時々話しかけていたら、いつの間にか「なんとなく好き」が「かなり好き」になっていました。
なぜ好きになったのかといえば、「なんとなく好き」の状態を続けさせてくれたから…でしょうか。
言い換えれば、関係が何も進展しなかったところが良かった。
わたしに特別な興味を示さなかったところが良かったのです。
わたしは自分を繕うのが苦手で、感情が表に出やすいのですが、「かなり好き」と自覚してからも気持ちをダダ漏れのままにしておきました。
でも付き合う気はありませんでした。
彼氏が欲しいとは微塵も思っていなくて、結婚願望もない、子どももいらない、付き合わないとできないようなアレコレも別にしなくていい…。
そんなことより、破局したら確実にわたしが趣味界隈から追放される!と思っていました。



あの男女比じゃ、破局の原因が何であれ消されるのは絶対わたしじゃん
そんなわけで、割とあからさまに好きなのに特に何も進展させない、の割にはやっぱりやたら積極的、みたいな状態を続けました。
わけあって一緒に泊まったこともありますが、わたしがお風呂に入ってる間にはもう爆睡しててさらに好きになりました。



叩き起して歯磨きさせて寝かせた
付き合う前の期間って本当に楽しいですよね。
楽しすぎて、油断していました。
告白させられた
ライブ前の時間潰しに付き合ってもらった日、



俺のことどう思ってるの?
と聞かれちゃいました。秋葉原のルノアールで。
正直「え、それ言わせる?」と思いました。
この場で放つ「好き」の2文字には、わたしのこの先の趣味人生が大荒れになるリスクがぶら下がっています。
どうする? 相手の意図も読めない! 結構な時間黙り込んでしまいました。



……やっぱりいいy



どうって、好きですよ?(食い気味
言っちゃった! 取り消そうとなんてするからこちらも焦ってしまった。
恋愛の意味でとは誰も言ってないし最悪どうにかなる!!
わたしはわりと自棄になっていましたが、主人も好いてくれていたようで「付き合ってください」と告白してくれました。
…告白されたのが雰囲気の良いロケーションじゃなくて助かりました。だって、



あっあの! ちょっと待って、こんなタイミングで申し訳ないんだけど…別にそこまで将来を考えて付き合うということじゃなくても大丈夫なんだけど、でも何年もお付き合いして発覚するほど傷が深まると思うので今言わせてほしいんだけど! その、わたし、子どもは絶対に産まないと固く決めています………
これですからね! 秋葉原のルノアール万歳!



変な話ししてごめん。もし子供願望が強いなら、付き合った期間を棒に振ることになるので今話しておくべきだと…ど、どう?



彼女欲しいとすら思ったことなかったから、考えたことすらなかったよ…。うん、それで大丈夫だよ
はい、めでたしめでたし。
告白の日の話を今の主人に聞いてみた
先日、主人に「あの時どういうつもりだったの?」って聞いてみました。
わたしは『わたしに興味がなさそうな主人』に惹かれたわけですが、あの時くらいは主人も期待していたのだろうかと。



いや、これってどういうこと? この状況は一体なに?って疑問だったから聞いた



告白するための気持ちの確認とかではなく? 今後の展開への期待とかもなく?



うん、そういうのは特になく
さすが、わたしが惚れただけある人間だ…。
主人は、初めて彼女ができたことに浮かれたり舞い上がったりも一切しませんでした。
でも喜びや嬉しさ、幸せはちゃんとある、優しくて着実なお付き合いをしてくれました。
そんな主人と、この春に交際4年記念日を迎えました! いつもありがとう。
Twitterの140字ではまとめられなかったわたしと主人の馴れ初めは以上です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!