積水ハウス シャーウッドで家を建てたゆり(@yurinoie)です。
カーテンはかなり減額を頑張りました。
前半で手順を解説して、後半では我が家の実例をご紹介していきます。
カーテン選びスタート! まずやるべきことは?

カーテンは、家づくりの中でも『想定より結構お金がかかる場所』です。
少しでも気に入ったカーテンを採用できるよう、カーテン選びの流れをまとめてみました。
ご参考になれば幸いです!
施主支給にする
減額にまず有効なのは、施主支給にすること!
ハウスメーカーにお願いするよりも安価で施工してくれる業者を探しましょう。
我が家は積水ハウス側から「電動カーテンレールはうちでは難しいので、お施主様支給というかたちが宜しいかと…」と打診されましたが、施主側からの提案でもカーテンの施主支給は通りやすいかと思います。
ゆりは、『松装』というカーテン業者さんにお願いしました。
業者選定のポイント
- カーテンメーカーから安く仕入れられる業者か
- 取り扱いメーカーが豊富か
- 良い担当者に出会えるか
この3つが重要です。
お財布的には『安く仕入れられるか』が圧倒的に重要ですが、気に入ったカーテンで大幅に予算オーバーした場合には、選べるメーカーの幅や担当さんの提案力も重要になってきます。
松装はどう?
ゆりがカーテン類一式をお願いした『松装』は、カーテン業者の中でもかなりお安く仕入れている業者と見ています。
(勿論、実際の仕入れ値は知らないので断言はできかねますが…)
実は積水ハウスからも概算見積りをいただいたのですが、少なくとも積水ハウスよりは松装のほうが全体的に値引き率が高かった(=価格が安かった)です。
松装は取り扱いメーカーも業界トップクラス! 公式HPには記載のなかったキロニーも、交渉したらお見積りを出していただけました。
融通が利くところも素晴らしい!
最後のポイント、担当者ですが…
松装にはかなり早めの段階で下見に行っており、その際についた担当さんはなんとも無難な方でした。
…が、積水ハウスとの家づくりに夢中になってカーテン決めを放置している間に担当さんが退職。
いよいよカーテンを本格的に決めよう!という段階で再度松装へ行ったところ、新しい担当さんが神でした。
物腰の柔らかさ、+α以上の提案、急かさず押し売りせず『お客様にとっての一番』を常に考えた接客…何もかもに感動!
当時ゆりは積水ハウスとのトラブル真っ只中でかなり疲弊していたので、尚更新しい担当さんが輝いて見えました。
どの業者にお任せするにせよ担当さんには当たり外れがありますので、ここは運次第ですね。
お見積りの進め方

それでは、ゆりが実践したお見積りの進め方を解説していきます!
なお、我が家の実例は記事の後半でご紹介します。
初期段階で概算見積をもらう
お値段を気にしすぎず、まずはお見積りをもらってください。
すべて仮決めで構いません。我が家は想像の倍の額のお見積もりが出ました。
ここで出たお見積りを見て、最終的な目標金額をしっかり決めましょう。
減額案を模索
値引き交渉の前に、まずはこちらが妥協できるところを探します。
基本的な妥協ポイントを以下にまとめてみました。
ヒダの倍率を減らす
豪華さは劣りますが、生活していれば慣れると思います。ただし、同じ部屋のカーテンは倍率を揃えた方が無難です。
生地を見直す
型番だけでなく、メーカーごと変えるとガクッと落ちる可能性大。
定価ベースで落とすことも大切ですが、カーテン業者への仕入れ値はもっと重要なのです!
例えば松装なら、キロニーはあまり割引が入りませんが、東リなどは割引率が非常に高い。キロニーの安い生地にするよりは、定価が上がっても東リに変えた方が節約になるのです。
キャンペーンを利用する
価格をグッと抑えるチャンス。
ハウスメーカーでもカーテン業者でも、キャンペーンがあったらチェックしてみてください。
ちなみに松装も頻繁にキャンペーンを開催しています!
相見積を取る
近いラインナップの他業者からもお見積りを取りましょう。
交渉の材料にするよりは、より安いところが見つかったらそちらに乗り換えるほうが良いかもしれません。
最大案から最小案まで並べてみる
妥協案ができたら、すぐにお見積りをお願いしましょう。
減額のために選んだ生地が仕入れ値の都合でむしろ増額になったり、期待したほど減額されないこともあります。
すべてのお見積りが出揃ったら、比較検討です。
場所ごとでなく家全体で見ると、「LDKは贅沢する代わりに寝室を抑えよう」といった見方もできるようになります。
妥協のしすぎはNG
場所にもよりますが、大抵の場合カーテンは大きくお部屋の印象を左右します。
減額案をもらったものの、やっぱり納得いかない…そんな時は、思い切って一番好きな生地を採用するの手であるということを忘れないでください。
減額案を検討したものの、逆に3万円追加するだけでこの生地を採用できると思えば安く感じてきた
一目惚れから始まったけれど、減額を試みる過程でこれより素敵な生地はないと確信できたから採用出来て幸せ
お財布には大ダメージでも、改めて価値を見いだせれば良いのです!
いざ、値引き交渉
仕様が決まったら、担当さんへ結果を連絡すると同時に値引き交渉です!
ただし、ここで大きすぎるお値引を期待するのは控えましょう。
思ったほどのお値引が「どうしても厳しい」と言われた場合に、また仕様を考え直すことになりかねません。
あくまでも最後の「もう一声」のつもりでいきましょう。
ここで見落としてはいけないのが、これまでに入手したお見積書は『採寸前の概算見積り』であるということ。
採寸後、必ず金額は変動します。
そして、採寸前だと多めに見積もられていることが多いです。その分の期待として目標金額をお伝えすると、いやらしさを軽減できます。
できる限り予算に収められるよう、自分たちでも必死に妥協ポイントを探りました。
その結果、最大限妥協をしてこの仕様に決めました!
目標金額が税込みXX万円なので、採寸後の最終結果でなんとか収まるようご協力いただけますと幸いです。
こんな感じのストーリーで交渉してみましょう。
ちなみに、金額が大きいものほど税抜き税込みの明記は結果に響いてくるので要注意ですよ。
予算に全く届かない時の最終手段
予算に到底届かない場合は、ハウスメーカーへ依頼してローンに組み込むのが一つ目の手段。
恐らく見積り金額は上がりますが、それでもどうしても採用したいカーテンがある場合の選択肢です。
そして二つ目の手段は…身も蓋もない案ですが、カーテンを変える、もしくは一旦カーテンなしにできる場所がないか検討してみることです。
カーテンを無くさずにガクッと減額を叶えるなら、ニトリやカーテンじゅうたん王国を見てみましょう。
とっても良心的なお値段です。
ちなみに、ゆりのオススメは『びっくりカーテン』。
ゆりは吉祥寺のショールームに行きましたが、想像をはるかに超える品数と質の良さでした!
シェードやロールスクリーンもあります。
色柄や性能も豊富で、好きなテイストのカーテンを探しやすいディスプレイも素晴らしかったです。
予算に余裕がある方も、お時間があったら一度チェックしてみると楽しいかも!
我が家の減額チャレンジ

それでは、我が家の実例をご紹介します!
最初の概算見積り
我が家の最初のお見積りは約80万円でした。
40万円くらいをぼんやり想定していたので悲鳴を通り越して笑えてきました。
減額案の模索
ここまでもいくつかのショールームへ足を運んで決めましたが、ガツンと減額させるべく更にたくさんのショールームへ。
このタイミングでニトリやびっくりカーテンも見に行きました。
ニトリは全くピンと来ませんでしたが、びっくりカーテンは見応えもあり楽しかったです。
ショールームから持ち帰ったりお取り寄せしたりでかき集めたサンプルを毎日見比べ、ようやく絞り込んだ候補を松装へ連絡し、届いたお見積りを穴が空くほど眺め、また生地を見比べ、追加で別のショールームへ…
そんなこんなで、最終的に出揃った減額案をご紹介します!
ゆりの減額案
(それぞれの生地を希望順にA、B、Cとして)
これで計8.7万円減、税込に直せば9.5万円減になりました!
さらに、寝室のレースカーテンは理想の生地がひとつも見つからなかったので『一旦レースカーテンなし』になりました。
お見積公開
さて、それではお見積り公開です!
松装からいただいたお値引を丸ごと載せるわけにはいかないので…
まずは採寸後のサイズを反映した最終見積りを、定価でご紹介します。
我が家のデータ
- 約29坪
- 2階建て
- 掃き出し窓なし
- 腰高窓はLDK・寝室・洋室
- 滑り出し窓は洋室・階段・サニタリー・ランドリー
- 全ての窓に遮光生地+2ヶ所に間仕切りとしてロールスクリーン
LDK
ドレープカーテン
メーカー:FEDE
型番 :RC55701
サイズ :W4,200×H1,870
定価 :160,500円
機能 :防炎、遮光2級
レースカーテン
メーカー:東リ
型番 :TKF20656
サイズ :W4,200×H1,860
定価 :108,000円
機能 :防炎、ウォッシャブル、UVカット率C、透過性C
電動カーテンレール
メーカー:タチカワブラインド
品名 :トリーチェ ホームタコス
構成 :シングルセット×2
天井ロングダブルブラケット×6
赤外線アドレスリモコン×1
持ち出し受光部×2
サイズ :W3,990
定価 :計148,880円
1階間仕切り
ロールスクリーン
メーカー:ニチベイ
型番 :N9122
サイズ :W845×H2,500
定価 :46,800円
機能 :防炎
寝室
ドレープカーテン
メーカー:川島織物セルコン
型番 :ME8408+裏地FT6583
サイズ :W2,540×H1,400
定価 :83,600円
機能 :防炎、ウォッシャブル、遮光3級+遮光1級(A+)、保温ランクB
洋室
ロールスクリーン
メーカー:ニチベイ
型番 :N9162
サイズ :W1,485×H1,330
W445×H1330
定価 :45,600円
29,200円
機能 :防炎、遮光1級(A++)
階段&サニタリー&ランドリー
ロールスクリーン
メーカー:ニチベイ
型番 :N9196
サイズ :W445×H1,330 ×5
定価 :20,400円 ×5
機能 :防炎、遮光2級
2階間仕切り
ロールスクリーン
メーカー:ニチベイ
型番 :N9021
サイズ :W725×H2,500
定価 :24,600円
機能 :防炎
はい、ここまでで75万円です。
ここに採寸費、施工費、その他諸々が加わり税込に直すと…約100万円!!
しかし、最終的に我々が契約した金額は…
採寸施工費その他諸々込みで、税込み500,000円でした!
これは完全な想像ですが、積水ハウスに同じ内容でお見積りをもらったら70〜80万円くらいになったのではないかと思います。
やっぱりカーテン専門業者は強いですね。
余談
定価だと100万円になるカーテンが50万円に! わぁすごい!
という記事でしたが、「いや50万円でも高すぎだよ!」と思っている方へ。
わたしも未だに思っています。高いよ。
それでも満足しているし、松装はに感謝もしているし、毎日カーテンを見て「良いカーテンだなぁ」とうっとりしています。
たくさん比較検討したからこそ「これ以上ない最高の選択をした」と自信を持って決められたし、今でも後悔なく過ごせていると思うのです。
こちらの記事に、実際に検討した生地のお写真をたっぷり載せています↓
皆さんも素敵なカーテンに巡り会えますように!