積水ハウス シャーウッドで建築中のゆり(@yurinoie)です。
我が家はリビングに5.1ch環境(スピーカーが前方左右真ん中、後方左右にあるスタイル)を導入予定です。
今回は、オーディオ関連初心者のわたしがスピーカーを探し始めてからKEFのスピーカーに決めるまでをレポートします。
KEFに辿り着くまで
なんとなく注文住宅検討当初から、新居では5.1chの環境を導入したいと思っていました。
でも、オーディオ初心者のわたしは希望メーカーもなく、どう探すか悩んでいました。
埋め込み・壁掛け・ブックシェルフ、どれにする?
スピーカーには埋め込み、ブックシェルフ(置き型)、壁掛けなどの種類がありますが、せっかくの新築ならすべて埋め込みにしてスッキリさせるのが良いと聞きます。
我が家はシアタールームを作るのではなくリビングシアターなので、邪魔にもならずデザインも気にしなくて良いのはありがたいことです。
そこで、我が家は当初積水ハウスとONKYOの提携モデルを選んでいました。

フロントスピーカー・センタースピーカー・リアスピーカーが埋め込みで、アンプとサブウーファーもセットになっています。
打ち合わせも進んだある日、このONKYO提携モデルの5.1chを導入している積水ハウスの展示場で視聴させてもらいました。
が、結構音量を上げてもらったものの感動は薄め。
冒頭で述べた通りオーディオ初心者なので、細かい違いはわかりません。
ですが、「あ〜、へぇ、こんなふうになるのか〜」という実に薄い感想でした。

リアは埋め込みでも良いけれど、フロントはブックシェルフにしたいかも…
ということで、自分たちで探し直すことになりました。
デザイン
スピーカーはホワイトが良い!と決めており、スピーカー探しは画像検索から始まりました。

初心者もいいところよね! でも自分が求めるスペックなんてわからないんだもの
最初に惹かれたのはDALIのこちら。
ぺたんとしたデザインとグレーのファブリック感が可愛くてとても気に入ったのですが、残念ながらこちらは壁掛けのスピーカー。

リアが天井埋込みでフロントはブックシェルフでしょ? どうするのこれ

………
おとなしくDALIのフロントスピーカーを探すものの、ぺたんとした壁掛けの可愛さには劣ります。(個人の感想です)

木目部分が大きすぎてなんかちがう
満足できずに探し続けた結果、出会ったのが…そう。
KEFのLS50 Metaでした。

わっっ、可愛い~~~! この丸み! 可愛い!!

さっそく視聴したい!
KEFに惚れ込むまで
KEFはロンドンのメーカー。
安価なモデルもありますが、MUONという2,000万円のスピーカーも存在します。

2,000万円の無音(MUON)…と思ったらミュオンだった
DALIとKEFの聴き比べ
早速ホームシアター専門店AVACへお邪魔して、聴き比べをさせてもらいました。
比較したのはこちらの3機種。
- DALI SPEKTOR1
- KEF Q150
- KEF LS50 Meta
ホワイトのスピーカーという点から選んだため、ファブリック感が可愛かったあのスピーカーは対象外となりました。
※聴き比べレポートの語彙力には1mmも期待しないでください。
音を表現する言葉を知らないぶん、ど素人の生の感想をお届けします!
DALI SPEKTOR1
まずは、DALIの中でも一番真っ白な『SPEKTOR1』。
定価はペアで35,200円です。

へぇ、スピーカーが2つあるだけでこんなに変わるのね!

お値段もとってもお手頃だし…まぁいいんじゃない?
KEF Q150
お次は待望のKEF。わたしが惚れたLS50 Metaよりも安価な『Q150』です。
こちらは角が非常に鋭く、木質っぽい手触りでした。
定価はペアで62,700円。

わたしいつの間に音の違いがわかるように…? なんと言うか、音がフワッと立体的になった感じ!

結構変わるねぇ〜
LS50 Meta
ラストはお待ちかね『LS50 Meta』。
定価はペアで159,500円です。

…! 深っ……………深!! 音が豊かってこういうことなの…!!

全然違うね…これはすごい

音があまりにも澄んでいて、逆に自分が透明になったのでは?と思った
こうして見事、二度とDALIには戻れない身体になりました。
KEFショールームへ
充分に期待を膨らませて訪れたのは有楽町にあるKEFショールーム。

おっしゃれ~~~! 家具屋さん? みたいな店内は人が少なくて落ち着いており、優しげな雰囲気をまとった大柄の店員さんが案内してくださりました。
素晴らしいスタッフさん
スタッフさん、とっても素敵な方でした。
「僕、KEFが大好きなんです」みたいなことは一度も言わないけれど、KEFが大好きなことが伝わってくる。
知識は非常に豊富なのにひけらかさない。
でも非常によく語ってくださり、話がサクサク進む。
売り付けず、魅力だけを存分に語って爽やかに送り出してくれる。
ショールームに行ってよかったと心から感じられる、素晴らしい接客でした。
LS50 Meta実物チェック
かなり目立つようにディスプレイされていました。

お部屋のテイストに合わず諦めたものの、今だに魅力を感じているロイヤル・ブルーです。
LS50 Metaのホワイトは残念ながら展示がありませんでしたが、機能違いのLS50 Wirelessでホワイトが置いてありました。
よ〜〜〜く見るとうっすらラメが入っておりキラキラしています。可愛い!

丸み、手触り、色味、すべて理想通りです!
埋め込みスピーカーの沼に突き落とされる
AVACの店員さんには、「リアスピーカーはそんなに性能差がでないので安いので大丈夫ですよ」と言われていました。
そのため、2~4万円程度を想定していました。
ところがKEFの店員さんに「リアは埋め込みで~」とお伝えして紹介されたのは、『Ci160QR』。
定価は1つで65,780円です。

リアは左右に必要だから、当然かかる金額も×2だよ〜
こちらのCi160QRは大型施設やら何やらと、「そんなところにも?!」というくらいビッグな場所に採用されているモデルだそうです。
※施設名などはここだけの秘密っぽかったので伏せます
ちょうど他にお客さんがいなかったので、ショールーム内のすべてのスピーカーをオフにしてCi160QRのみを鳴らしてくれました!

…えっ? これが埋め込み1つでの音…?
なんと言えば良いのでしょう。
たとえばリビングでクラシック音楽を流すとして、普通のスピーカーなら「おしゃれな家だな」と思います。
でもこの埋め込みスピーカー1本で鳴らすだけで、「ホテルのラウンジフロアかな?」と感じるような音。
空間を上質に変えてくれるスピーカーでした。
一応こちらより安価なモデルもありますが、視聴はできず。
一度良い音を聴いてしまうと忘れることが出来ず、かなり悩んだのちに結局こちらを購入することになります。
KEFの底力!サブウーファー
展示されていた可愛いホワイトのキューブ…

2021年1月に発売されたばかりのサブウーファーでした。
シリーズ名は異なるものの、いかにも「LS50に合わせてデザインしました!」といわんばかりのこの丸み、マット感。
定価は187,000円。

さすがに、さすがに、こればっかりは…!
もう予算はとうの昔にオーバーしているのです…。
わたしにとってこのサブウーファーが魅力的だったのは、コンパクトなサイズと丸みのある可愛らしさ。
もちろん、このサブウーファーの真価は明らかにそこではないのです! が!
色々とご説明いただいたけれど、オーディオ1年生のわたしには『なんかめちゃめちゃすごいウーファー』ということしかわからない。
AVACでサブウーファーも視聴していたらもっと違う感想があったのかもしれません。
もしくは、おたく向け女性ボーカルソングよりも洋画にハマっていたら魅力がわかったのかも。
でもこの時の感想は、

すごいことはわかったけれど我が家にはまだ早い
でした。
音の違いがわからないなら一旦安価なものを用意し、いつかその気になったらこちらをお迎えしようという考えです。
ちなみに、我が家が選んだサブウーファーはこちら。
定価は43,880円。
30cm立方に収まるホワイトのサブウーファーで探すと、おそらくこちらが最安。
レビューは少なめですが、評価もかなり高いようです。
それに加え、この丸みのあるデザイン。LS50にもそこそこ馴染んでくれそうです。
視聴はしていませんが、「サブウーファーはあるだけでも違うから!」とアドバイスをいただいたため、ないよりマシということでこちらに決めました。
ケーブル
配線について何も分からないわたしに、ケーブルについても丁寧に案内してくださりました。
どのくらい丁寧かというと、その場で調べて購入サイトや型番まで教えてくれたほど。

ものすご~~~く助かります
こちらがど素人という点を見抜きなるべく安価なものでご提案いただいたので、皆さまにも共有致します!
スピーカーケーブル
フロントスピーカー、センタースピーカー、リアスピーカーに繋ぎます。
我が家は壁中配線でかなりの長さが必要なので、オススメされたのはカナレの4S6 100m巻き。
壁中配線なら、管を通すにしてもなるべくゴムの皮膜が厚いものが良いとのこと。
こちらは業務用のマイクケーブルとしても使われるそうで、丈夫なうえに比較的安価な点が魅力です。

100m巻きということは、ケーブルを切って使うんだよね?

端子を取り付けるという高度な作業が…?
と思いきや、それは必要ありませんでした。
ケーブルの先をよじって差し込むのがベストとのこと。
スピーカーをよく動かす予定がある場合は、抜けやすいので端子があったほうが良いかもしれません。
ウーファーケーブル
テレビで使っていた、こんな赤白黄のケーブルがある方はこれでOK!

3本くっついていてもバラバラに割くことができるので、どれかしら1本を挿せば良いそうです。

でも我が家はこちらも10m必要…。
というわけでその場で調べて「こんなので十分ですよ!」と教えていただいたのがこちら。
Amazonオリジナル品にしては見た目がとても好み。(失礼)
こちらに決定です!
おまけ ~スペシャルカラーのKEFスピーカー~
KEFにはいくつか、限定モデルが存在します。
なかなか攻めたデザインのものもあり、お写真を撮り忘れてしまいましたが蓄光塗料で模様が描かれている限定モデルなんかもありました。
そんな中、わたしが一目惚れしたのがこちら。


かっわいい〜〜!ピスタチオ?
とっても可愛い色味のこちら、ピスタチオではなくオリーブでした。
よく見ると差し色にレッドが入っています。なんて素敵なデザイン…!
スピーカーとアンプの購入はAVACで
KEFのショールームでは「買ってくれ」とは一度も言われません。
おそらくその場で購入手続きもできると思いますが、家電量販店や専門店で買っても構わないという感じです。
むしろ、埋め込みのリアスピーカーは家電量販店では扱えないから専門店に行った方が良いとアドバイスまでいただきました。
というわけで、我が家は以前からご相談していたAVACで購入。
アンプもこちらで購入しました。
アンプ
オススメされるがままに決定したのはmarantzのNR1711です。
5ch以上に対応したアンプの中ではかなりコンパクトなモデル。
将来的に7chに拡張することも可能です。
まとめ
デザインも音も、オーディオ初心者のわたしが感動するほど素晴らしいKEF。
特に『ホワイトで可愛い』を求めていたわたしにはぴったりで、それ以上他のメーカーを検討することもなく以下の構成に決定しました。
- フロントスピーカー LS50 Meta/KEF
- センタースピーカー Q250c/KEF
- リアスピーカー Ci160QR/KEF
- サブウーファー S8/Audioengine
- アンプ NR1711/marantz

センタースピーカーは視聴していないけれど、サイズも色も価格も満足だったのでKEFで揃えたよ!DALIならQ250cの半額だったけど…
引き渡しまであと1ヶ月少し。
この環境で映画や音楽を鑑賞できる日が待ち遠しいです!