積水ハウス シャーウッドで建築中のゆり(@yurinoie)です。
間仕切り立ち会いに行ってきました。
既に壁が立ち上がって石膏ボードが貼られており、断熱材や配線が見えない状態です。

ここで、思いがけぬトラブルが多発しました!
間仕切り立会いで立て続けにトラブル発生!
間仕切り立会いでは、壁が立ち上がった状態の家の中を案内していただきます。
図面を取り出しての詳細なチェックは行わず、歩きながらサラッと説明されるのみでした。
悲惨! スイッチのダサすぎる配置
家の中をぐるぐる回りながら、雑談程度のつもりで

LDKのドアを開けながら届く位置にスイッチを押したくて





階段スイッチもかなり階段側に寄せてほしかったんですよね〜(←すでにそう設計されていると思っている
すると固まる設計担当さん。嫌な予感がします。



あの…スイッチは全部この壁の真ん中で……



?!
お打ち合わせの時にそんな話をしたつもりだったのですが…していなかったのか、したけれど伝わっていなかったのか、結構前のことなので最早よくわかりません。
ショックだけれどここはわたしの落ち度かな? ええ、着工合意した時点でここはわたしの落ち度なのでしょう。



あの、すみませんがそれぞれを少しずらしたりできないですか? せめて階段のスイッチだけでも…



そうですね。階段のスイッチは単独じゃなくて、こういう3つのスイッチをまとめる部材になっていて…





ん??!
いや…それは初耳! これは絶対に聞いてない!!
単独のスイッチのお話しかしていないはずです。だってその話題が出たら、絶対に他のシリーズのプレートと比較するはずですもの…!
しかし、驚きの事実はここでは止まりません。



で、今ここの壁は、電動シャッターのスイッチ2つ+階段照明スイッチ、その下にダイニングとリビングの照明スイッチが2つまとまっていて…


??!?!
ちょっとまって、何が起きた?
そんなダサいことある?? リビングドア開けた真横の壁ですよ?



え?! あの、電動シャッターのスイッチってここですか?
絶対に何かの間違いと思ったのですが、わたしに追い討ちをかけたのは主人でした。



いや、合ってるよ。その話はしたよ



……?!
いえ、確かに、シャッターのスイッチもアドバンスシリーズにしたいと遥か昔にお話しした記憶はあります。
でもスイッチの位置をリビングドア脇にした覚えはないし、わたしはなぜか電動シャッターのスイッチはAiSEGにまとまると思っていました。
なんでだろう? そんな話をした気がしていたけれど、わたしの幻…?



えっと…AiSEGとまとまるという記憶だったのですが…
と言ってみてもポカンとされ



電動シャッターのスイッチ…ニッチに移動できたりは…
と言ってみるも孤立無援。
みんなから「ここまできて何を言い出すんだ」という目で見られて焦りがさらに増していきました…。
明らかにアウト! 図面を勝手に変更?
ここで現場監督さんが登場。
設計士さんが事態を耳打ちすると、なんととんでもない事実が発覚。
修正されていたスイッチ配置



さっきの私の説明が少し間違っていまして…



電動シャッタースイッチ2つ+階段照明スイッチが上につくとお話ししましたが、それだと見た目が良くないので、ダイニング照明+リビング照明+階段照明のスイッチ、その下に電動シャッターのスイッチ2つに変更していました





…ん? なるほど? …んん??



図面ではどちらだったのですか?



図面では電動シャッター+階段の構成で、それだと見た目的に変だったので現場で変更していました
ん?!
現場判断で図面と違う施行をしたということ?
そろそろ理解が追いつかなくなってきました。
打ち合せ段階でちゃんと状況を把握しなかったわたしに非があるのは確かですが、施主に確認もせずに配置を変更してこの流れで判明する現場もアウトじゃないですか?
詰め寄ろうと思ったものの、実際のところその判断自体はナイス。



というか、設計担当さんがもっと前段階で気付いてくれていれば…
先に何とかしなければならないのは5つ並んだスイッチのほうだと判断し、話を先に進めることにしました。



ここにスイッチが5つもつくのは見た目的に許容できないので、シャッターのスイッチを移動させたいです。お見積もりをいただけますか?
考えが甘すぎた! 石膏ボード施工後の変更には要注意
お金がかかってでもシャッターのスイッチを移動させたいわたし。
しかし事態を甘くみていました。
間仕切り立会いで発覚したミスの修正方法



まずは石膏ボードを剥がさないといけないのですが…



配線がちょうどの長さで切られているので、もしこの壁の下のほうやニッチにずらすなら、線を延長できるかの確認が必要です


赤:壁の下のほうへスイッチを移動させるときの延長
青:ニッチへスイッチを移動させるときの延長



配線はシャッターのほうから来ているんですよね?



それなら、窓際に移動をさせれば延長は必要ないですか?


オレンジ:提案したスイッチ位置



それはそうですが、今度は天井と窓側の壁も石膏ボードを剥がすことになって余計に大掛かりです



あと、いずれにせよ石膏ボードを剥がすと断熱材も入れ直しになります



断熱材は外部の検査を受けないといけないので、そちらの手配費用がかかってきます



そんな…
完膚なきまでに叩きのめされました。
でも、それでも、不可能なわけじゃないならわたしはスイッチの位置を変えたい…!
最善策は洗面台収納の中?!
- 電動シャッターのスイッチを目立たせたくない
- そもそも電動シャッターはアプリで操作するから、手が届かなくて良い
- 床に近すぎるとルンバがぶつかるかも
この3つがスイッチ位置の条件です。



なるほど、アプリ操作ですか。すると、全然見えない場所にあっても良いんですね?
そこから現場監督さんが導き出した最善策は…玄関洗面の収納への移動!


赤:変更後位置(洗面台側)
配線は延長する必要があり、さらに別途玄関洗面の収納をくり抜く作業が必要になります。
お金はかかりますが、どうやらこれが最善のようなので実現可能か確認していただくことになりました。
コンセント位置も話と違う?!
電動シャッタースイッチの位置は一旦保留にし、間仕切り立ち会いを再開。
スイッチの位置を重点的に確認していくと…またもやトラブルが発生しました!
コンセント位置問題
LDKに電動カーテンレールを採用する我が家。
レールはタチカワブラインドのホームタコスという製品を採用します。
積水ハウスからは導入してもらえなかったので、施行をお願いする予定のカーテン専門店の松装積水ハウス間で情報を共有していただき、図面に反映してもらいました。
ホームタコス用のコンセントを見えないようにするため、カーテンで確実に隠れる場所にコンセントを付けてもらうよう主人から指示。
ところが、どんな勘違いがあったのか、丸見えの位置にコンセントが取り付けられていました。


図面で確認すると、図面の段階から間違っていて絶句。
しかし今回は主人も味方。



え? コンセントここですか?! そんなはずは…
と加勢してくれました。
これも最終図面を細かく確認しなかったこちらの落ち度…と言われればそれまで。
とはいえ、コンセントの位置については『ホームタコスがどんな製品で、どんなサイズの部材か』を説明しながら位置を決めています。
価格の交渉は後回しに、とにかく必ず位置を変更するようにと伝えました。
間仕切り立会いはこれにて終了。
修正を依頼した分については、現場監督さんや担当営業さんからの報告を待つことになりました。
積水ハウス側の重大なミス発覚!電動シャッターのオチ
翌々日、現場監督さんから主人のもとに電話が。



電動シャッターのスイッチの件なのですが…



アプリ操作ができない部材で進んでおりました
??!?!



内装打ち合わせの際に、アプリ操作ができるかは再三確認したのですが…



確認したところ、アプリで捜査できるスイッチはエアコンのリモコンのような感じのもので、壁に取りつける必要がありませんでした
なんというオチ。
そもそも壁にスイッチなんて要らなかった…。
文化シャッターのスイッチについて解説
今回の話を受けて改めて自分で調べてみました。
我が家のシャッターは、『文化シャッター』というメーカーのシャッターです。
文化シャッターの電動シャッターには、スイッチが3種類あります。
アプリ非対応の壁付けスイッチ。
枠はアドバンスシリーズのものを採用することができました。


リモコンになっており、壁付けする必要がありません(壁付できるケースも付属しています)。
見た目は扇風機のリモコンに近いです。
ワイヤレスと同じリモコンがある他、スマートフォンアプリやスマートスピーカーでも操作ができます。
タイマー操作や、複数のシャッターの一斉操作も可能です。
我が家に誤って取り付けられていたのは標準スイッチで、希望していたのはスマートスイッチでした。
また、スマートスイッチはHEMSとも連携できます。
ということは、間仕切り立ち会いの時に白い目で見られた



電動シャッターのスイッチはAiSEGにまとまるから、こんな目立つ場所にスイッチが着くのは想定外!
というわたしの主張も、的外れな発言ではなかったわけです。
落ち度はどちらにある?
シャッターに関するお打ち合わせは、
シャッターお打ち合わせ開始
→電動を希望
→電動シャッターのスイッチ位置決め(この時点ではリビングドア脇=現在の図面通り)
→電動シャッターがアプリで操作出来ないか質問
→アプリ操作可能&HEMS連携の回答
→採用決定
の流れでした。
着工合意時にはこちらも見落としてしまいましたが、今回の件は積水ハウス側の落ち度ということで、交渉するまでもなく積水ハウス持ちで修正していただけることになりました!



よ、よかった〜!!
なお、壁の中に埋まっている部材は取り出すだけ無駄ということで放置です。
ただし、漏電の心配がないよう線は絶縁していただきます。
照明スイッチ3つ+シャッタースイッチ2つの構成に勝手に変更するという現場判断が、まさかここまで効果を発揮するとは…!
ナイス、現場判断。
だからと言って、現場判断で図面から勝手に変更するのはもちろんNGですよ!
そこはちゃんとお伝えし、二度と起こらないように現場にも共有していただきました。
まとめ
今回の間仕切り立ち会いで発覚したトラブルは以下の4種類。
施主側の図面確認不足
(口頭での擦り合わせ後、こちらの想定する形で図面に反映されていなかった)
HM側の説明・確認不足
(施主側が想定していない部材が追加されていた)
HM側の手配ミス
(誤った製品で見積→発注→施行までされていた)
現場判断で図面から変更した施行
(施主への事前確認や即時報告もなし)
例のスイッチ5つ構成は家づくり最大の肝冷やし案件でした。
しかし、施主側の図面確認不足によるトラブルがHM側の手配ミスに重なったことにより帳消しに。
なんというラッキー。
ここまできて、単なる施行ミスが見つかっていないことが逆に恐ろしいです。
まだ完成前なので図面と比較しながらの確認などはしていませんが、竣工後の施主検査までには現場監督さんが全て潰しておいてくれると信じています。
こちらに非があるトラブルが一番気まずいし胃が痛むので、皆さまはくれぐれも着工合意時に図面を穴があくほど読んでおかれますように…!